容器より高い価格の中身は無い!と言われる化粧品
化粧品業界に入ったころに一番驚いた(ショックだった)ことは、
化粧品業界の先人に「化粧品って容器より高い価格の中身は無いんだよ」と言われたことでした。
そして、「だから利益率が高いので、あんなにテレビコマーシャルも出せるんだよ」
とも言われました。
確かに高級化粧品と言われるものの容器は見るからに高そうでした。
そこで、気が付いたのは、高級化粧品ってわかってもらうには、
また、それなりの値段をつけるには、すぐには効果がわかりにくい中身よりも、
目に見えてわかりやす、容器や包装、あるいは広告のビジュアルが高級なんだと
いいうことでした。
しかし、それってお肌の弱い自分が、お肌の弱い方々のためにやる意味がない
と考えた私は、だったら思いっきり原料費コストをかけた
本当にお肌の為を思った自然派の石鹸や化粧品を作りたいと思って
アンティアンを始めたのでした。
当初は、「この価格なのに容器が安っぽいわね!」とか、
「プレゼントするのに価格相応でない容器や包装では高いプレゼントだとわからないから無駄!」
などと、言われることが何回もあり悲しくも悔しい思いをいたしました。
しかし、スッタフともどもアンティアンの製品はやっぱり誠実な中身で勝負したいと、
かたくなにポリシーを曲げずに20年も続けてまいりました。
最近、某大手化粧品会社OBの方のお話を聞く機会があり、
その方いわく、すべての美容の基礎は「洗顔」であって、
まずはきれいにお化粧を落として自然な肌で休めるから、次の日のお化粧もきれいになる。
だからこそクレンジングではなく、洗顔には「いい石鹸」を選ぶことが大切で、
いい石鹸を作るには、他の化粧品類よりもずっとコストがかかり、
コストをかけてこそいい石鹸になるんですよ。という励まされるお話でした。
しかし、最後にオチがあり、「だけどいい石鹸作っちゃうとほんとに儲からないんだよね!」
とおしゃられ、妙に実感させられる私たちでした。


